INONOBA ~月記・降っても晴れても~

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INONOBA ~月記・降っても晴れても~

2017年9月17日

福岡さんと平野さん

去年今年と平野さん福岡さんと接して思うことは、はからずも両極のお二人をお呼びしていたんだなということです。
福岡さんは最速の卓球を目指した言わば「必勝」の戦術。平野さんは頭脳プレーとそれを遂行するための精神力と持久力を基調とした「不敗」の戦術ではないかということです。
平野さんの模範プレーは、みごとにミスをしなかったし、相手のミスを誘う具体的な戦術も紹介して下さった。「ミスは絶対にしないぞ、さあどこからでもかかってきなさい」という姿勢が凄かった。対して福岡さんはミスをしても、そのスピードや回転を落とすことは決してなかった。ハイリスク・ハイリターン。荻村さんの51%理論の例もあげられていましたが、ミスを恐れず絶対にひるまない、果敢に攻めて攻めて攻めまくる気高さをみせて下さった。

ここ二十年ばかり僕は指導の中で「卓球はラリーのスポーツですから、まず大事なのはミスをしないことです。」と言うことが多かったのですが、少し発想が保守的で貧困になっていました。また言葉にウソがまじっているのに気がつきませんでした。
ハイリスク・ハイリターンの練習もしっかり取り入れていかないと、試合においても結局「取りこぼしが無く、勝てる相手にだけ勝てる」といった卓球になってしまいかねない。実際のところ自分より強い相手と対戦したならリスクをおったことをしなければまず勝てません。
「卓球はラリーのスポーツです」と言い切るのは間違いです。卓球の一面としての勝負を考えてみても、ラリーをしたら不利になるという場面は沢山あります。
また自分の方が相手に対して速さで勝っているのに、わざわざラリーに持っていく意味はあまりない。それぞれ機をみてということになります。
また、愛好者スポーツとしての卓球の一面を考えても、「より正確でミスをしない」という、言わば日常の社会生活、仕事と同じような取り組みをしてもつまらないわけで、「より速く」、「より強く」などはもっとも非日常的なスポーツの醍醐味でもあるわけです。
言い方として妥当なのは「卓球はラリーも魅力なスポーツです。」といったところでしょうか。
「卓球は繊細微妙なスポーツですね」と、しみじみ故・新井惠雄先生(哲学研究者、成城大学名誉教授)はおっしゃっていましたが、卓球もまた全体像が把握しにくい、まさに巨像のごときモノであり、それがゆえに卓球の「繊細微妙」な多面性は人々を魅了してやみません。
ああ、また脱線しました。
でもまあ、ひるまず進んでいきます。


2017年9月9日・10日

福岡春菜さん講習会

すごかった。「色んな意味でびっくりしますよ。」とメンバーの方に言っていたのですが、言った僕自身も改めてびっくりしました。
サービスのスゴさに度肝を抜かれ、
打球点の速さに圧倒され、
粒高の幅の広さに目をみはり、
福岡さんの話のうまさ(漫才を見ているような軽妙さ)に心和まされ、
その格好の良さにみな酔いしれました。
何よりみなが口を揃えて絶賛したのが、その人柄の良さと、真っ直ぐさ。
嬉しかったのは、
粒高やサービスで相手に「バレないように」とか、「ごまかす」
とかいった言葉がひとつも出てこなかったこと。

福岡さんにもお話したのですが、毎日毎日必死に練習していることが、相手にバレない技術であったり、ごまかす技術だったら、哀しい。

自分のやっていることの本質が人を欺くようなことであるなら、スポーツなんぞやる意味はない。そこに喜びを感じるような人なら、犯罪者になったほうがいい。私たちのやっているスポーツは犯罪や戦争の予行練習などでは断じて無い。
毎日毎日人を欺くことに血道を上げているような人を、日常生活は別だと割り切って信用するなど僕にはできません。

現実的には試合では相手が嫌がることをした方が勝ちやすい。しかし、自分にとって嫌なことは自分を磨く糧だと考えるのなら、つまり、お互いに自分を磨くために難しい問題を相手に投げかけあうんだという意識があれば、スポーツが本当にすばらしい文化として花咲くことになるでしょう。
そんなのきれいごとだという人がいるかもしれません。しかし相手の嫌がることをやれば勝てるなんて、それこそ甘っちょろい話です。なぜなら相手の嫌なところをしようとすればするほど、全て相手の後追いになっているからです。後を追いかけていっても絶対に追いつけない。それが真実です。

30年以上前、よく荻村さんの合宿に参加させていただいていましたが、その合宿ではスウェーデン、フランス、ドイツ、二ュージーランド、オーストラリアほか参加した全ての国の選手達にお箸を使わせ、納豆や、漬け物、生卵、全て食べさせていました。食べなければ国へ帰すと。
外国人にとって、これは練習より辛かったと思います。今の日本だったらアレルギーやらなにやらで、新聞沙汰になったかも知れませんが、これはもちろん意地悪やいじめではなく、「苦手意識を無くす。嫌いなものに挑戦する。」ためのトレーニング。そして正にこれこそが勝負の極意でしょう。古今東西、勝負に関して語り続けられているものは、エピソードは様々でも、本質はそこにあるように思います。

話が大幅に脱線しました。
勝つためには何をするべきか考えていった時にヨーロパの選手達に比べ、体格に優れていない日本人はドライブの引きあいより、スマッシュや角度打ちを多く使いたい。速攻をするためにボールを少し浮かせたいための王子サービスであり、粒高であるという発想のもとに技術を組み上げているというのが明確で嬉しくなりました。
この30年、全体として日本の卓球界をみると、「ドライブの時代」と言われると右に倣えで皆がドライブをしはじめるし、「速さの時代だ」となるとみんながそれにとびつくといったマネばかりしていて「何のために」という一番大事な核になる部分が全部人任せになっている感じは否めません。これは一流選手でないプレーヤーにも伝染しています。うまい人のマネをするだけでは、もちろんその人を超えられない。その技術の持つ本質をつかみ取ろうとしない限りはマネといっても「猿真似」でしかないのです。「古人の求めたるところを求めよ」とはよく言ったものです。

また脱線しました。僕の乗る“A”トレインにはもともと線路がないようです。
あまりに多くの刺激を受けたので、ちょっと興奮しているのでしょう。
とにかく福岡さんはとてもステキな方でした。みんなこぞってフアンになってしまいました。二日間、本当にありがとうございました。またお会いできますように。

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2017年8月10日

暴力

「暴力」について、少し。

指導や教育の現場で体罰が問題になることがあります。
暴力ははもちろんいけません。
しかし昔は親に頭やお尻をよく叩かれました。
お尻はもちろんかなり強く叩かれてもダメージが少ない場所ですし、頭を叩く時にはげんこ(握りこぶし)をみせて、息まではきかけて、「さあこれからぶつぞ」と子どもに覚悟をさせてから、こぶしではなく手の平でぶたれていました。
さらに行き届いたことに、やや横滑りに叩くという手のこみよう。
絶対にケガをしないように配慮してくれていた。
叩かれた人間が感じるのですから、これは「愛のげんこ」というやつでしょう。

今となっては叩かれた原因は覚えていませんが(ごめんなさい。ぶたないで。)、親の繊細な配慮、愛情だけはしっかりと覚えています。


荻村伊智朗さんのエピソードです。
ある時、日本代表選手の強化担当の方が選手をよく殴っていたそうです。
荻村さんは「暴力に屈するような選手を育てても世界では戦えない。
暴力で言うことを聞かせるというやり方は意味が無いからやめた方がいい。」とやんわりと諭されていました。


2017年8月1日

スポーツの定義

スポーツの定義はさまざまでしょうが、「ある一定のルールの中で、人がどれだけ獣と同じようになれるか」というものなら、私はそこに何の魅力も感じません。
あるいは「ルールの中でなら何をしてもよく、バレなければオッケー、バレないようにやるのもテクニックのうち、相手を蹴落としても勝てばいいんだ。」などというものなら、一部の人をのぞき、ほとんどの人がそっぽを向くでしょう。仮にそんな人が世界チャンピオンになっても、そこには多くの人が憧れ、夢や希望を持つものは何もない。
僕が大好きな卓球は、もっと高尚なものです。間違っても「勝たないと意味は無い」なんて馬鹿なことはいいません。

「勝つ」というのはいったい何を基準にしていうのでしょう?
オリンピック優勝することでしょうか?極論ですが、all or nothingというのなら、オリンピックで連覇する人からみたら1度しか金メダルをとれなかった人は勝ったなんて言えないことになります。
僕が憧れるのはその人の夢や目標への向き合い方です。

「スポーツとは人類が肉体と精神、頭脳など、その持てる全てをかけて史上最高のプレーをパートナー達と共に目指す交歓的文化活動。」

こんな旗をかかげて頑張っている人がいるのなら、僕だけでなく沢山の人が自分自身の生活をかけてでもその人の選手生活を支えていくでしょう。
これからの子ども達に期待をしています。


2017年7月25日

野矢茂樹さんと笙とお茶

この春野矢茂樹さんにお願いして「動かないこころ~坐禅をとおしてみえてくるもの」と題して「坐禅体験」をさせていただいたのが遥か昔のことのよう。
東大駒場キャンパスへ行った日は、とても頭がクリアになり、元気一杯帰ってきました。

そのお礼をどうしようかと思っていて、たまたま笙奏者の田島和枝さんとお話をしていた時に「今度、田島さんのお宅に野矢さんをお迎えして、笙とお茶の会を開いてもらえませんか?」とお願いしたところ快く引き受けてもらいました。

坐禅の会の時は野矢さんに「本来無一物」謝礼も手土産も絶対にしないようにと言われていたので心苦しかったのですが、ようやくお礼のようなものができました。

多忙な野矢さんに神奈川から東京日の出町まで来ていただいただけで大変だったと思いますが、野矢さんとご一緒させていただくというだけで、僕はいつも目の前の霧を吹き払ってもらえるので、嬉しくて困っちゃいます。
僕だけいつも得しているようで、野矢さんすみません。


2017年7月17日

福岡春菜さんのこと。

広島に福岡さんに会いに行ってきました。
福岡さんは王子サービスの名手で、2006年世界選手権大会団体で全勝(用具審査での1敗を入れても4勝1敗)。

その年の荻村杯では現世界チャンピオン丁寧をも破っている、粒高のスペシャリストです。
その福岡さんに今年9月9日、10日とステップインで講習会を開いていただくことになり、そのための打ち合せiに行ってきました。
昨年の平野早矢香さんの時と同様、生意気にもメンバーの皆さんに引き合わせる前に「その人となりを見ておきたい」との思いからです。

自分はものすごく傲慢な人間だと常々思っていますが、ただのチャンピオンには興味が無い。
有名人に会えて感動するということは一切無い。
それどころか、「チャンピオンのくせにいったいお前は何やってんだって」と、こずいてやりたい衝動によくかられています(笑)。
こんな風に自分のことを思いっきり棚に上げてるものですから、当然のことながら色々なひとからひどくどつかれて、加えて自分でも自分を蹴り飛ばして、よろよろと歩き回る毎日です(暴力反対!苦笑)。

で、福岡さんのことですが、びっくりするぐらいとても礼儀正しく、自然体で、真っ直ぐな方のように見受けられました。
僕の知っている方々の中で、世界で戦っていた人がこんなにも自然体でいながら謙虚だというのは荻村伊智朗さんぐらいしか知りません。

いつもながらですが、無法にも何のコネも使わず、突然アプローチさせていただいたので、福岡さんにとってはびっくりだったとおもいますが、声をかけさせていただき本当に良かった。
素晴らしい出会いに嬉しくてスキップしたくなる毎日です。

みなさん、9月に本物の福岡さんに東京でお会いできます。
色んな意味でびっくりすると思います。

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2017年7月5日

スポーツは芸術

某卓球専門雑誌に、世界選手権デュッセルドルフ大会で3位になった中国のLiu Shiwenに対して「類まれなボールセンスを誇るLiu Shiwenだが、試合で勝利をつかむのはアーティストではなく、勝負師。
王冠は彼女のすぐそばで、ガラスのケースに飾られたままだ。」
と痺れるような文章が載っていました。

オブジェクション。

でもね筆者君、一流選手のプレーは全て芸術的なんだよ。
だいたい勝負師の勝ち方はそれこそ芸術的だと言っていいんじゃないか?
ついでに言うと、勝負師が汚い手をつかって勝利をおさめても、誰もいい気分にはならないんだよ。

はっきり言おう、勝負の在り方、戦い方、卓球への関わり方などにおいて、その世界を小さくしてしまうようなアジテートは必要ない。
プロなら人々の世界をひろげてあげられるような文章を書いてほしい。
これは僕の勝手な願いだが、世界チャンピオンを目指すなら、沢山の人に夢を見させられるような世界チャンピオンじゃないと意味はない。
卓球のチャンピオンは、スポーツ界全体のチャンピオン、人類最高峰まで目指さないとつまらないと思う。

君は知らないか?
かつてそれを実現しようとした男が卓球界にいたことを?

君は聞いたことがないか?
人類最高峰を目指し芸術的な生き方をし、引退した後も後進のために命をけずってまで努力を続け、誰にもなし得なかった「統一コリア」を実現し、今の卓球界の土台をつくった日本の誇る「本物の世界チャンピオン」のことを?


2017年6月30日

電車の吊り広告

久しぶりに電車に乗っていたいたら、吊り広告で目に入っきたのが
「本当の自分を手に入れろ」というキャッチコピー。

う~ん、「本物の自分ってなんだ?」

信玄旗と甲冑に腰を抜かしそうになるのも自分だし、電車の中で若者の殴り合いの仲裁に入っちゃうような蛮勇を奮うのも本当の自分だし……。

次に目に入ったのが「プロ意識が目ざめる」とかなんとかいうもの。

う~む、プロってなんだ?

プロフェッショナル。日本語で言うと「玄人」(くろうと)。たぶん。

「玄人」の「玄」は「本当」という意味。たぶん。

「玄人っていうのはね、苦労を厭わない人のことを言うんだよ」なんて言うと、きっとプロの脚本家にはなれないんだろうな。たぶん。


2017年6月29日

疾きこと風のごとし 寂かなること林のごとし 侵掠すること火のごとし 動かざること山のごとし

ひょんなことから、山梨に行ってきました。
まったくのプライベート。ひとり旅。

甲府駅からひたすら山梨大学の坂をあがり武田神社へ。暑さの中にも一陣の風が吹き抜ける好天にめぐまれ、心地よい日となりました。

朝早かったのもあり平日でもあり、資料館・宝物殿には人っこひとりいませんでした。

しまった、まずいところに入っちゃった。小さな資料室なのですが、ガラスケースの向こうには本物の刀と甲冑、風林火山の旗指物。
うわぁ。困った。
よっぽど引き返そうかとも思ったのですが、それも失礼かと思い。
最後まで丁寧にみさせていただきましたが、こういったものを見るときは、かなりの胆力が必要です。
平気な人は剛胆な人だなあと感心します。
すべての武具に一礼しながら、恐る恐る拝見して、出口近くなりちょっと気を抜いた瞬間、ドアの空く音がして思わず飛び上がってしまいました。
ちくしょう!次の見学人が入ってきた音にビビっちまった。
と自分の小心ぶりにため息をする、一日となりました。


2017年6月10日

「心のケアが必要な思春期・青年期のソーシャルワーク」のこと。

西隈亜紀さんからご著書をいただきました。西隈さんはプロのソーシャルワーカーとして第一線で頑張っておられる方です。
100をこえる事例をあげつつ、ひととの向き合い方・仕事との向き合い方を熱く、丁寧に語られている、読んでいて勇気づけられるご本です。

西隈さんは中学生の頃に卓球部だったそうで、ステップインにいらっしゃった時に、本棚をご覧になられ、面白い卓球場だなと思ったそうです。
ちょうど子ども教室の時間にお見えになって、「ここは子どもたちの避難場所としての役割を持っている場所ですね。」とおっしゃって下さいました。
僕の中ではまるで意識がなかったし、どちらかというと、ここはそういった場所じゃないと思っていたぐらいだったので、びっくりしました。
なるほど、子どもの避難所であり、大人の避難所にもなれるといいのかも知れない。
引っ越して3年、最近は初心からはずれてきていたことに気づかされました。

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心のケアが必要な思春期・青年期のソーシャルワーク
西隈 亜紀 (著)
出版社: 中央法規出版 (2014/7/1)

内容(「BOOK」データベースより)
若者支援の中核を成す7つのテーマについて、それぞれの要点を「かかわり方」まで具体化し解説しています。
専門機関につながる方法や本人とのかかわり方、家族問題への介入、経済問題への介入など、臨床現場で編み出された実践的技術です。
「かかわり方」の実際を、100を超える事例で紹介します。
テーマ間の関係や時間の経過に伴う変化・影響は、フルイラストの長編事例が臨場感豊かに描き出します。


2017年5月23日

今は嵐の季節

そうさ コートの襟をたて じっと風をやり過ごせ
みんな こぶしを握りしめ じっと風をやり過ごせ
今は嵐の季節
  甲斐バンド 嵐の季節

今月はトラブルが続出!
自分にとっては6件のトラブルを抱え(トラブルの数を数えるのはマイナス思考のようですが、そうではなく前よりタフになっている気がするのは嬉しいということです。良くこなしているなぁ~と。)
まだほとんどが解決できていませんが、それでも地道に毎日なんとか平常に近い状態を保っています。
まあ、抗トラブル能力の水準が低いので6件にもなっているような気がしますが、ともかくまわりの人たちに助けられています。
ありがたいことです。
こんな時はじっとしているしかない。
黙ってこらえるしかないと思いますが、そんな中でも楽しいことも種まきしてしまいます。
嵐の中を種まきしても大丈夫なんかいな?と思いますが、その行為自体が自分の希望に転換できれば種まき自体がすでに花であり実になっている。
そんなことを嵐の中、夢想しています。
ふ~、ふ~、ふふふ。


2017年5月6日

Σ.Lupinus 第10回公演「道化師」

メンバーの方が劇団員で、その方に誘われて久しぶりに舞台を観に行ってきました。

いや~、良かった。
思わず普段なら書かないアンケートも書いてきてしまいましたが、「20歳ぐらい若返らせてもらいました」。
久しぶりに熱い情熱のこもった声の響きが聴けて嬉しかったなあ。
若く信念に満ちた声、その声高らかに。じ~んとするのも何十年ぶりだろう。
舞台は20代の頃、メジャーもマイナーもよく観に行きましたが、今回の作品はその中でも「俳優陣の情熱の発露」は1・2を争います。
若い人たちの活躍をみてみたいと思ったのは「ひよった」証拠かと、ビミョ~な心持ちの一日でした。

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2017年4月20日

手形

なぜだか実家に若乃花の手形の色紙があります。
お相撲さんの手形はよく魔除けになるといわれています。
確かに古い手形にも生気したたるような迫力ある手形というのが存在します。
書道と同じで筆勢というか、すごみがあるものっていうのはその人を離れてもその力が残っているものだと改めて思います。

さて、卓球台に手形をつける人がいます。
台のネット際までいって手形をつけるのです。
僕らが小さい頃、それをやると、次のポイントがとれるというジンクスがあり、お互いに付け合ったり相手の上に自分の手形を上書きしたりして「きたねーなー」とかいって笑いながら楽しく遊んでいました。

数年前にテレビでアナウンサーが「それにはどういった意味があるんですか?」と質問していて「汗を拭いています」と真顔で答えていた選手がいました。
そこで手を乾かしているというのです。
衛生面でのことは百歩ゆずるとしても、どちらにせよ、みっともないことこの上ない。
この選手はたぶん自分で台を拭いたことなんてないのでしょう。
掃除をする人の苦労なんてまるで考えてないのがよくわかります。

何かの権利を証明する書面のことを手形といいますが、卓球台はみんなのものですから、べたべたマーキングのように手形をつけるのはやめてもらいたいものです。

近い将来、マーキングをしたところをペットボトルの水をかけて掃除しながら練習するといった光景の見られる卓球場があらわれませんように。


2017年4月9日

ライブ・アゲイン

エルトン永田とちちんぷいぷい(佐藤克彦・酒井杏)の二度目のライブです。
前回から半年。
エルトンさんと佐藤さんという超強力なバックアップに若き才能・酒井さんが喰らいついてきたのがよくわかるライブでした。

今回お願いしたのはふたつ。
酒井さんの絵を一枚所望。
二つ目は酒井さんにラジオDJ風のトークの時間をつくってもらうことでした。
酒井さんの絵は星降る夜に、星の上でギターを奏でながら歌っている少女の絵で、とても色使いがきれい。
ある晩、酒井さんが夜空を見上げたら、そこに満月が出ていて、まるでピンポン球のようだったそうです。
そして沢山の流れ星はもちろんみなさんのスマッシュ!
とてもとても素敵な絵を描いて下さいました。
卓球ファンも酒井さんファンも、ぜひ見においでください。
そして新曲「月灯りの下で」は、なんとステップインに捧げますと唄って下さいました。
持ち歌はもちろんのこと、リクエストに応えて唄ってくれた中島みゆきの「ファイト!」は素晴らしかった。
歌を聴いて涙ぐんでしまったのは本当に久しぶりのことでした。
常になステップインですが、「ライブ・ステップイン」はこれからどこへ向かっていくんでしょう?

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2017年4月8日

坐禅体験記

ステップイン・伊野さんの計らいで、この度、坐禅を体験する機会に恵まれた。

これまで興味はありながら、なかなかご縁がなかった坐禅。今回は哲学がご専門の野矢先生によるご指導と伺い、どのような切り口なのだろうと高まる期待。また、一緒に体験する小学生の息子は何を感じるのだろう?と、そんな楽しみもあった。

案内されたそこは大学内にある禅堂「三昧堂」。中に入ると、まだ冬の寒さの残る凜とした空気と、少し早い春の柔らかな陽光が心地よかった。

はじめに坐禅についてのお話がされ、座り方と呼吸の仕方の説明を受けた。鼻で行う腹式呼吸をなるべく長く少なく、1分間で3回以下に抑えるとよいという。
坐禅の前に1分間、皆で呼吸をしてみることに。既に理想的な呼吸数の方もいらしたが、私はとても3回以下には抑えられなかった。驚きである。長く深い呼吸がこんなにも難しいものだったとは!知らず知らずのうちに、浅く忙(せわ)しい呼吸が習慣化していたようだ。

呼吸法を確認したところで、いよいよ坐禅である。今回は皆、初心者のため、10分間の坐禅を3回行うプログラムが組まれた。さぁ、緊張の1回目。

身体に歪みがないよう身体の中心を感じながら、呼吸に集中しようとするものの、やはり長く息を吐くのが難しい。外のテニスコートでボールを打つ音が響き、鳥のさえずりも聞こえてくる中、ん?くしゃみ?

あぁ、このくしゃみは息子のくしゃみ。止まらない…連発だ。やっと止まったと思いきや、今度は鼻をすすっている。一度、鼻をかんだ方がよいのではないか?どうするのか?などとぐるぐる考えているうちに1回目の10分が過ぎた。私、全然、ダメじゃないか…

2回目の坐禅。ここでも暫くくしゃみの音。皆の集中の妨げになるから、お願い、早く止まってと、余計なことをつい思ってしまう。また、そう思ってしまう自分を強く意識してしまい2回目も終了。あぁ、私は何をやってるのだろう…

最後となる3回目。今度は坐禅中に呼吸を数える方法、数息観(すそくかん)を行い集中を試みる。3回目にしてくしゃみもなく自分の呼吸と向き合えたように思うが、やはり呼吸はかなりの回数であった。

今回の体験で気づいたこと、それは自分が如何に雑念が多く、気持ちが定まらず、呼吸が浅いかということで、先生の仰る坐禅の気持ち良さや、坐禅の先に見えてくるものまでは、とても感じ取ることはできなかった。

だが、3回の坐禅の合間合間にされた野矢先生のお話は、不思議とストンと入って来たのである。自然と届いたのだ。これはあの空間の中で「受け入れる」体勢が作れた、整ったということではないだろうか。

坐禅を続けていくのは環境的に難しいが、呼吸法やものごとの捉え方等、取り入れられるものは取り入れて、自分と向き合うきっかけとしていきたい、そう思う貴重な体験となった。感謝である。

最後に息子のくしゃみについて。小さな頃から部屋を移動したり空気感が変わると、くしゃみが出る体質である。あのくしゃみも、皆が己と向き合う気のようなものがその場の空気を変え(理想の緊張感ある空気には程遠かっただろうが)、それに息子の身体が反応したのでは?などと思うのは、子を庇う、親心からなる雑念なのであろうか?
卓球クラブ ステップイン クラブチーム保護者 M.I

−野矢先生のお話は、不思議とストンと入って来たのである。自然と届いたのだ。これはあの空間の中で「受け入れる」体勢が作れた、整ったということではないだろうか。−
今回、これこそがキモなんです。二年前に野矢さんに問いかけた「弓と禅」(オイデン・ヘリゲル)の中の呼吸法について、「そこに何が立ち現れるか?」が僕の中でずっと問題だったのですが、まるで違う問いかけの中から、野矢さんはみごとに答えを示唆して下さったし、M.Iさんも、野矢さんとは違う言葉でそれをみごとにすくいあげて下さった。恐れ入りました。
伊野猛

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2017年4月2日

第4回草の根版日中交歓卓球大会

羽佳順子さんのお誘いで第4回日中交歓卓球大会に参加してきました。
2017年は日中両国の国交が正常化して45周年の節目にあたります。
日中国交正常化の卓球大会にはご縁があり荻村伊智朗さんご存命の時から3回ほど裏方をさせていただいてました。今回はお手伝いもせず「お客さん」を決め込んで、楽しませていただきました。
懇親会で初めて中国の「変面」をみさせていただき、技の卓越さに驚きました。
「変面」というのはお面の早変わりで、高速カメラを使っても、いつ変わったのかどうやっているのかわからないという鮮やかさです。
日本の出し物は和太鼓を使った現代風のライブでした。
境界をなくすというのではなく、境界を飛び越えられる力がスポーツにもある、と確信した会でした。
久しぶりにネクタイをして(20年ほど前に荻村さんにいただいた、当時はハデに見えた赤色のネクタイをして)みました。
ところが赤のネクタイをしても今の自分には以外になじんでいてびっくり。8年後の「赤いちゃんちゃんこ」も似合っちゃいそうで、ちょっと恐いです。

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2017年3月20日

野矢茂樹先生の坐禅のこと

さすが野矢先生。参りました。 こちらが投げかける質問のどんなつまらないことも宝石のように輝かせて返してくださる、そんな方でした。
こんな先生に若いうちに出会えたら人生変わっただろうな。
でもあきらめません。
これから精進していつか野矢さんを超えてやるぅ。頑張るぞー!


2017年3月1日

兵法書について

うむむむむ、2月10日のINNOBAで「中国と日本の兵法書の違いは、中国は集団の戦、日本は個人の戦、精神性の高みをもっての技の完成」というようなことを書いてしまったのですが、はたと気づいたら、小さい頃に読んだ「甲陽軍艦」(武田三代を中心とした戦記物」は完全に集団ものだし、中国には個々に「少林寺拳法」など日本でもよく知られる個人の戦術・技術の奥義書が、それこそ諸子百家、百花繚乱、沢山あったのをうっかりしてました。
なぜこんなポカをしたのか自分でも信じられないくらいです。
10年ほど前には、その道の達人のお話をお聞きするために、足を運び、運んでいただき勉強した時期もあったというのに、お恥ずかしいかぎりです。

精神の高みということにおいても「FLOW韓氏意拳の哲学」という本は、とても格調高い本です。どうぞみなさん、ご一読下さい。

僕も恥をさらけ出してでも、でもどんどん成長していきたいと思います。
ご指南のほどお願いします。


2017年2月25日

村上春樹の「騎士団長殺し」について

待望の新刊がでました。

村上春樹氏の作品の多くは、主人公が日常の中で、ある日突然何かが損なわれ、損なわれてしまったものを取り戻すべく(その世界から脱出すべく)、その時が満ちてくるまで堪え続けるという話になっています。
突然嵐がやってきて、嵐が過ぎ去るその時まで堪えられる体力と気力があるかどうか(あるいはほんの一握りの幸運や機運に気がつくか、そこにあるもので、つくれるかどうか)が全ての鍵を握っている、ということに終始しているように思います。
おお、ここでもスポーツと同じじゃないか!
今、第三章まで読んだところですが、今までの作品よりも更に洗練された状況設定と文章に加え、これまでよりも最初からわかりやすい?メタファーに満ちあふれ(第2部が「遷ろうメタファー編」なのに第1部でこんなにだなんて!ど~しよー)、結末のイメージがが幾通りにも膨らみ、はらはらどきどき、今までの村上作品のなかでも最高の予感です。


2017年2月10日

スポーツと坐禅について

スポーツも勝負の世界に立ち入ると、恐れや不安や焦り、失意、慢心、諦めやなど、心の葛藤が増してくる場合があります。
そういったものから脱し、平静な心持ちでいたいと願う人がいると思います。
そうなった時に考えるのは、極限の戦いー命のやり取りーをしたような人たちは
いったいどうやってその恐怖から逃れたのか?
どうすればそんな極限状態でも自分を保ち勝利できるのか?といったことです。

その問いかけに応えるテキストとして、古くは中国の「孫子」(戦わずして勝つ)、「六韜」(虎の巻)、「三十六計」(「逃げるが勝ち」とは直接関係ないようですが)などの有名な書物があります。
これらは兵法書とか軍略書と呼ばれているものです。
日本では将軍家指南役として名高い柳生但馬守の「兵法家伝書」、宮本武蔵の「五輪書」といった極意書があります。

中国と日本のテキストを比べると中国は集団による「戦術と戦略」が主で、日本は「自己完成による自然な勝利」を基調とした、個々の精神性に基づく技術の高みを目指すものが多いように感じます。
「剣禅一如」という言葉に代表されますが、そこで勝負の世界にも禅が絡んできます。

僕が「坐禅は無になること」と勘違いしていたのは、若い頃に読んだ「兵法家伝書」の中で「無」という言葉が強く印象に残っていたためと思われます。

あれこれ調べていくと以前より多くのことが繋がってきました。
「剣禅一如」「茶禅一味」などは全て、「自己コントロールの手法」で、「自在な自分をつくるためのシステム」だと思っていますので、ここに競技スポーツや健康スポーツ、ひいては日常生活のための心体操作をどう捉えてどう実践していくか、あらためて取り組んでいきたいと思います。
とても楽しいことになってきました。


2017年2月3日

豆まきと鬼の平野早矢香さん

今日は豆まき。鬼は外で、思い出した平野さんのこと。

平野さんはなぜかテレビ東京の放送で「鬼」と言われていました。
もともと丸顔の愛嬌のある顔立ちなので、テレビで試合をみても、会場で試合をみていても鬼のようにはまるで見えないのですが、昨年の講習会では、鬼のような凄みは随所に感じました。

まず圧巻だったのは、多球で速さトレーニングをした時のこと。思い切ってどこへでも強打して下さいと言われ、絶対とれないと思われるコースの組合わせで徹底的に強打しつづけました。確かにリターンできたボールは僅かでしたし、当たらなかったことの方が多かったのですが、平野さんは最後まで「観たままに動いた」のです。

これがなかなか難しい。普通の人だとスマッシュされると、慌てて集中力がなくなって余計とれなくなります。少しうまい人でも、すぐ後ろに後退して距離と時間を稼ごうとします。上手い人でもとれないとヤマをはります。ヤマをはらないとしょうがない時もありますが、フォアかバックのふたつだけでしたら半分はあたりますが、コースが無限にある限りヤマのあたる確率はとても低くなります。

平野さんはそこをギャンブルにしなかった。平野さんは最後まで平然と構え、姿勢をまるで崩しませんでした。その微動だにせず、その時出来ることを淡々と粛々と進めていくには、とんでもない胆力が必要です。
どれだけ日常の心がけ、修練を積み重ねてきたのでしょう。ほれぼれするような見事な立ち姿でした。
昔、人の力を凌駕した強い力をもつものに対して恐れと畏敬の念をこめて「鬼神」と呼んだそうで、もともと鬼も神も同じものだと聞いたことがあります。自分に対して益するものを神と呼び、害するものを鬼と呼んだということです。
平野早矢香さんは正に鬼神でした。
「神ってる」でも「鬼ってる」でも本当に平野さんはカッコ良いいのです。
豆まきをする代りに今日は子どもたちにスマッシュをばらまいて、邪気を払おうっと。


2017年2月1日

坐禅のこと1

突然イベントが決まりました。「本物にであう 第6弾」です。今回は坐禅。
東京大学教養学部教授の野矢茂樹先生による坐禅です。

先日野矢さんとお話をしていたところ
「坐禅は呼吸に集中しながら、意識を外にひらいていくんですよ」というようなことを言われ、びっくりしてしまいました。
僕の中では坐禅は「無の境地」になるものだと思っていたので、そこに集中だとか意識というものが入ってくるとは思ってもいませんでした。「えっ?それってスポーツと同じじゃないですか?」といったことになり、いつものごとく無理なお願いをしてしまいました。実現できることになり嬉しいかぎりです。
野矢さんはじめ皆さんには又々ご迷惑をおかけします。でもまたひとつ境界線を無くすことができると思いますのでご容赦ください。

野矢先生はウィトゲンシュタイン研究の第一人者であり、出す本出す本、哲学書コーナーでは必ず平積みにされているような、すごい哲学者なのですが、そのお人柄が滲みでるような、とっつきやすく気さくな文章で、ついつい難しいことも解ったような気にさせてくれる魔法使いのような方です。

また僕の新たな挑戦が始まりました。
みなさん、僕のドジっぷりを一緒に笑っておつきあい下さい。


2017年1月8日

お初釜

今年もお初釜に呼んでいただけました。

20年以上前になりますが、裏千家の茶道を習っていました。
茶壺の紐の結びあたりまでは頑張っていましたが、当時は勤めていたので、立場的にお稽古を続けるのが難しくなり断念しました。
しかし、いまだに敬愛する斉藤宗幸先生にお声をかけていただいた時は必ずお伺いさせていただき、お茶を楽しんでいます。
斉藤先生をはじめ、私の兄弟子、姉弟子の皆さんがまたとびきり素敵な方達ばかりで、お話も楽しく、お初釜の終わった後は興奮してなかなか寝付けません。

先生は今年米寿になられ、足も少しばかりおぼつかない時もありますが、細やかな気配りと、凛とした気持ちの溢れ出る所作がすばらしく、できることならその凛とした何かを少しでも受け継ぎたいと常々思っております。

考えてみると私はすばらしい人たちと出会うことに恵まれていて、年上から年下まで様々な分野において尊敬できる人が多く、その方たちに少しでも追いつきたいと思うのですが、実際に同じようにしてみると、へこたれてめげてしまい、すぐに放り出すしかないのですが、こりもせず、暫くするとまた頑張る気持ちが顔を出すのです。


2017年1月1日

今年もよろしくお願いします。

昨年は夢のような一年でした。
今年は「自分掃除」をしながら、これまで沢山の方に教えていただいたことを次代につなげるような活動をしていきたいと思います。
ご指導のほどおねがいいたします。


11月27日

平野早矢香さんの講習会・講演会のこと

平野さんはすばらしかった。ほとんど丸一日ジュニアの講習会・一般の講習会・講演会をたて続けにこなして下さいました。
圧巻だったことが三つ。

一つ目はそのすばらしい身ごなし。
ここで「技術」と言わず「身ごなし」といったのは、すべてを何かににかけてきた人だけが手に入れられる、全てがつながっているような立ち居振る舞いがそこにあり、そういった表現がぴったりだったからです。

二つ目はそれを支える精神性の高さと頭の良さ。
古今東西、対戦相手に敬意を払わず、尊敬もできず、手段を選ばず相手の足を引っ張るようなことしかしない、ただ勝てばいいと思っている、無様で見苦しい勝者とは次元の違う、人として本当の英知を感じさせる言動が実に壮快で、平野さんが卓球界に出現したことは僥倖だったと思います。

三つ目がそれらの持久性、持続力。
朝から夕方までそれらの集中力が切れない。全てにおいてミスがなく、おろそかにするところが無い。

三つも人並み優れたものを持っている人はなかなかいのではないか。天才といってもいい。
しかし平野さん本人が「自分は他の人より不器用なので、その分努力をしました。」と言っているように、努力型の天才です。
それが我々に夢や希望を持たせてくれます。

更に加えていえば、誠実さにあふれている。
いや、まずこれが最大のすばらしさだったといえるでしょう。

情報量が莫大だったので、少しずつ整理して皆さんにお伝えしたいと思います。

感謝です。


11月16日

平野早矢香さんのこと

いってきました。大阪まで。平野さんに会いに。

ミキハウスのスポーツスタジアム。
新大阪から更に電車を乗り継ぎ、東京から5時間。

平野さんはきびきびとして、とても頭の良い方に見受けられました。

即断即決、すぐに行動にうつすところは日常生活から鍛えこまれた人の特徴、嬉しくなっちゃいました。
こちらと言えば、この日が来るのを待ちに待って、話したいことは山ほどあるのに、思いがあふれてしまって、あーだのうーだの言っているだけで、大事なことは何にも話さないうちに、あっけなく時間が過ぎてしまいました。
平野さんは面食らったことでしょう。「この人何のために来たんだろう?」と。
打合せは1時間の予定だったのですが、もう気持ちが満たされてしまったので早々に切り上げて帰ってきてしまいました。
帰り際、門をでるところで振り返ると、玄関できちんと頭をさげて見送ってくださっている平野さんの姿があり、本物に出会えた歓びと感謝がひとしおとなりました。


改めて10月9日のイベントについて

エルトン永田さんとちちんぷいぷい(佐藤克彦さん・酒井杏さん) のライブのこと

10月9日(日)ついにLIVE!STEP INが開催されました。

ここまで沢山の方のご協力本当に感謝です。

会場を卓球場からライブハウスへ早変わりさせ、メンバーの方をびっくりさせようというだけでなく、エルトンさんたちにはいつものようにライブハウスではなく卓球場で演奏しているんだという違和感?を感じていただきたいと
(だって、ライブハウスでは味わえないものをつくりださなければ、やる意味がないものね。
 ♪挑戦心がなければ意味が無い。スウィングしなきゃ意味が無い♪)
素人ながら色々と工夫をこらしました。
メンバーの松本さん、牟田さんには今日のために「卓球と音楽」というイメージで卓球台のカバーに絵を描いてもらいました。
いたるところにアロマキャンドルを置き、客席からもステージからも炎のゆらめきが見られるようにしました。
スポットライトも傘立てを利用してのお手製です。
演奏の方はもちろん最高のステージで、エルトンさん、酒井さんの完璧な演奏はもちろんのこと、酒井杏さんのヴォーカルにはものの見事に打ちのめされてしまいました。
酒井さんには昨日出来たばかりの「恋は手探り」という新曲まで披露していただきました。
本物ってやっぱりすごいなあ。

エルトンさんから提案していただいた「エア卓球」も、あらたな挑戦で、シャドウプレイの振り付け?の譜面おこしからはじめました。
システム練習を図説する新しい手法も手探りながらアイディアが 浮かび、今まで当たり前のように感じていた卓球台に矢印を引くスタイルとは違うアプローチもできるかもと、これから楽しみです。
やはり卓球だけでなく色々な分野の方と交流するのはとてもエキサイティングで、自分の幅が広がり嬉しいです。
エア卓球でリードして下さったメンバーの堀川さん、塚越さん、大日向さん、高橋さん、内山さんにも感謝です。

ライブ後の反響もすごくて、感激して泣いちゃった方もいて、今度は落ち込んでいる友達に聴かせたい、いつやるんですか?との問合せがいっぱいでした。
ふふふ、次回は来春に再会を約束をしてくだ さいました。
今度は何に挑戦しよっかな。

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11月5日・6日

埼玉合宿

恒例の合宿を埼玉でおこないました。

今回はなんと世界選手権大会3度の銅メダリストででカットの羽佳 純子先生に特別ゲストとして参加していただきましした。
羽佳先生とはアイティーエス三鷹で羽佳先生の教室のアシスタントをさせていただいた時からのご縁です。今回も又ご無理をお願いしました。
羽佳先生は20年前から変わらずいつ会っても集中力と力強さが常に漲っているのに驚かされます。
そして今回もまたいっぱい元気をもらうことができました。
羽佳先生との出会いは僕の出会いの中でとても大きなもので、いつも感謝しています。
挨拶の中で「伊野さんはいつも一生懸命にやっているから、何かあったら必ずこうして協力します。」と皆さんの前で言われてびっくり。
本当に嬉しかった。
「本物」の方々と比べ全てに情けないほど努力不足の自分が、その方たちに何かをお願いしておいて一生懸命にやらなくてどうする、と自分を叱咤しながら、少しでも追いつこうと泣きながら走り回っ ているのが今の自分です。
ゆとりが無く、まわりの人たちへのご迷惑を考えると落ち込んでしまいますが、それでも頑張り続けることで少しでもご恩をお返しをしていきたいと思います。

以下に打合せした時に羽佳先生とお話したこと、最近羽佳 先生とした雑談などを織り交ぜてまとめたものをのせました。
文章責任は 伊野猛で、無断転用禁止です。

対談PDF
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10月14日(金)

池袋の「はじめての卓球教室」のこと

10月から始まった池袋西武のコミュニティカレッジの「はじめての卓球教室」(土曜6:00〜7:15)のことですが、体験に来た方が全員入会されるということが続いています。
オリンピックでの日本勢の活躍と、西武の担当者や関係者のお力添えが大きいと思います。
ありがとうございます。
集まったメンバーも素敵な方達で、35年の指導のキャリアの中でも新鮮な気持ちで楽しみながら取り組んでいます。
今年はビッグイベントが集中していますが、毎日を丁寧な気持ちで積み重ねていくように(自分にとってもっとも難しいことですが)努力していかなくてはとあらためて思っています。

池袋コミュニティ・カレッジ
卓球・オギムラスクール〈初中級〉(土曜日16:30)
はじめての卓球教室入門(土曜日18:00)


10月12日(水)

平野早矢香さんのこと

今の日本の卓球界で会いたい人No.1が 平野早矢香さん です。
その平野さんが11月27日(日)、ついにステップインに来てくれることになりました。

交渉は夏前から始められていたのですが難航し、ほとんど諦めていたいたところ、ようやく今日決定しました。
私たちは来ていただけるだけで充分得る物がありますが、平野さんにも「来て良かった」 と思っていただけるイベントになるよう思案中です。
場所はステップイン。
卓球台が6台の会場でわざとやりたいと思います。
大きな体育館を借りてもいいのですが、平野さんの息づかいが伝わってくるようなスペースでやる。これを贅沢と言わずに何と言うでしょう!
小さな挑戦を縦糸に、小さなアイディアを横糸に、すばらしい織物が紡ぎ出せるように努力したいと思います。
乞うご期待!

ライブの時もそうでしたが、お互いが刺激をしあい、生きる力が漲ってくるような時間がつくれるよう、出来る限りの準備をしたいと思います。
あ~、また眠れない嬉しい日々が続くのだ。
村上春樹氏の本のタイトルに「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」というのがありますが、朝も昼も夜も無く、ずっと夢中の毎日です。

平野

ロンドンオリンピック銀メダリスト平野早矢香講習・講演会


10月9日(日)

ライブ!ステップイン

ついにエルトン永田さん、佐藤克彦さん、酒井杏さんによるライブをステップインで実現しました。
この日のために、エア卓球(エルトンさんの伴走で卓球をする)のために、卓球譜面を考え、メンバーに練習してもらい、ステージ作りをし(メンバーの方にはいつも練習している場所がライブ会場に早変わりすることによって非日常を感じてもらい、エルトンさん達には、ただのライブ会場でなく、卓球場でやっている雰囲気も残しつつ、両方に面白味を感じられる会場づくりに意をこらしました。)
メンバーの中学1年生の女の子に、つい立てに音楽と卓球をイメージして絵を描いてもらったり、沢山の方々に協力いただき、とても楽しい一日となりました。

いや、準備がとっても楽しかった。
ライブはさすがに一流のアーチスト!文句なしの最高のステージでみな魅了されました。
新しい発見がわんさかあり、これからの僕の卓球の指導にとっても大きな意義が見いだせたイベントとなりました。
来春2回目も決定。
やるぞ~、頑張るぞー!

本物を間近にする 第3弾「LIVE! STEP IN」


10月6日(木)

羽佳純子さんのこと

朗報です。
何と世界選手権3度銅メダルを獲り、攻撃型のカットマンの草分けとして名を馳せた羽佳純子さんが11月5・6日に行われるステップインの恒例合宿の初日に参加して下さることが決定しました。
羽佳さんとは、ITS三鷹で羽佳さんの教室を僕がアシスタントした時から、歳が近いのもあって、もう15年以上前から色々と相談にのってもらっているのですが、最大のメリットは会うといつでも元気をもらえるということです。
集中力の高さ、毅然とした態度。厳しさと優しさのバランス。どれをとってもトップクラスの本当に尊敬できる人です。
嬉しくてまた眠れません。

トレーニングキャンプ in 埼玉


2016年9月13日

生田目さんのこと

第3回カット・カット打ち教室をおこないました。
ゲストは練馬卓球センターの生田目塋子(なまため えいこ)先生とお仲間の脇山さんと永田さん。
常に安定した心持ちの生田目さんには、卓球だけでなく色々な事を学ばせていただき感謝しておりますが、この企画もいよいよ残すところあと一回。
何とか自分の卓球と性格の粗さを少しでも直して最終回の2017年1月17日(火)に臨みたいと思います。
みなさん奮ってご参加ください。


2016年9月13日

「L-project」ライブに行ってきたこと

渋谷Jz Bratでおこなわれたエルトン永田さん主催ライブに行ってきました。

僕が15年ぐらい前にすごいなぁと思ってたアーチストの鈴木明男さん、松下誠さん、富倉安生さん等との共演。
うわぁ、目の前を鈴木明男さんが通り過ぎていく~。
ゲストには今度ステプインにきて下さるボーカルの酒井杏さん。
You Tubeで拝見した時も「あ、自分の体温で唄ってる」と好きになっていたんですが、本物はさらに凄かった!
ギターの佐藤克彦さんとも少しお話しさせていただいたんですが、う~ん、おふたりとも魅力的でいっぺんですっかり好きになってしまった。
「ちちんぷいぷい」というアルバムが、これまたすごく良くて、も う今朝から何回聞いたのだろう。

ライブ!ステップインが決まって、 エルトン永田さんにお会いした時もそうでしたが、佐藤さん、酒井さんにお会いして、またまた刺激を受け、色々と深く考えこんでいます。
う~む、でもたどり着くところ、このエネルギーを卓球にも活かしていきたいと思います。
やるぞ~!

写真 写真

2016年8月30日

エルトン永田さんのこと

「卓球はすべてに活かせるし、すべては卓球につながる」という考え方を土台にこれまで
笙奏者の田島和枝さんと「響く からだ」
落語家の桂扇生さんと「落語と卓球」
と開催してきましたが、
今回はキーボード演奏家のエルトン永田さ んをお呼びし
10月9日(日)にステップインで、「動き出す からだ」を開催します。

エルトン永田のニックネームはユーミンにつけていただいたそうで 、ユーミンやタクロー、中島みゆき、長渕剛、椎名林檎のバックミュージシャンとして活躍されている方です。
先日ステップインに下見にきてくださいました。
2時間ほどお話をさせていただいたのですが、雑談の中でも、こちらが何をやりたいのかを深く考えて下さって、的確に察して最 後にはさらっと提案までして下さったのにはビックリしました。
う~む、さすが一流のアーチストと一緒に仕事をしているのは、音楽的な技術はもちろんのこと、色々なことを洞察することに長け ているからだろうと、うなってしまいました。
そんな方と接する事 ができるというのは本当に幸せな事ですし、もりもりとやる気がわ いてきます。

当日はメンバーの方は1時からチューニングやリハーサルの横で、そのリズムにあわせながら卓球をして整えていくという試みをしま す。また一般の方も含め3時半からはライブを観させてただきます。
終了5:00の予定メンバーは他にギターの佐藤克彦さんとボーカルの酒井杏さん。あ~、待ち遠しい。

Live Step In チラシ
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2016年8月20日

「はじめての卓球教室・入門」

さて、10月から始まる西武コミニィティカレッジの「はじめての 卓球教室・入門」のことです。

わたくし伊野が30数年前に生徒として通っていた卓球教室なのですが、 故・荻村伊智朗さん(世界選手権12回優勝) が 当時の西武鉄道グループの堤氏に「一流の指導者が一般の人たちの指導をするカルチャースクールをつ くりたい」と相談を受け「それは面白い、世界チャンピオンを育てたことはあるが、一般の人たちの指導ノウハウはもっていないのでやってみましょう」ということでつくられた教室だと荻村さんからお聞きしたことがあります。
カルチャ ースクール・ブームの草分けであり、火付け役となった場所です。
私が高校3年の時「指導の手伝いをしてみないか?」と荻村さんに言っていただき、この道に入り一般の方の指導に携わってきました。

あれから30余年、西武コミニティカレッジの担当者から直接新しい教室をつくりたいと相談があり、お引き受けすることにいたしました。
担当の方々、関係者の皆様に感謝いたします。多分ちょうど荻村さんが今の私と同じような年齢だったのではないでしょうか。

「はじめての方も、これまで卓球の経験がたくさんある方も、真っ白な紙に絵を描くような心境で取り組んで下さい。」
荻村さんのこの言葉をかみしめながら努めさせていただきたいと思います。

池袋コミュニティ・カレッジ
卓球・オギムラスクール〈初中級〉(土曜日16:30)
はじめての卓球教室入門(土曜日18:00)


2016年8月11日(木)

「上達のカナメ」

上達のカナメという特別教室を開きました。

上達するために大事なことって、沢山あると思います。

その中に、「とらわれないうえに、あきらめない、やり続ける。」といった
相反するものを同じうつわに入れてなじませたり、 火花をちらさせたり、不思議な作業が必要になってきます。
そこいらへんが、上達のカナメにもなるし、サマタゲともなると思っています。

上達のカナメの話からスピンオフした話をひとつ。

サマタゲの話ですが、「失敗の原因を他に求める」というのは大きなサマタゲになります。
自分には才能が無い。時間がない。歳をとっているから。体調が万全じゃない。相手が変則だった。審判がミスジャッジをした。昨日寝れなかった。練習時間が十分じゃなかった。 観客がうるさかった。
などなどなんでも言い訳の種になります。
不利な条件は数えきれないほどありますから、そんなことに囚われていても何にもならない。
そこで思考を中断しないで、さらに一歩進めて、どうすればそれを補えるのか?工夫をこらす必要があると思います。

まあそんなこんなで、(何がそんなこんなか良くわかりませんが、それはともかくとして)次回は9月22日(木・祝日)に「上達のコツ」に進んでいきたいと思います。


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